発足1周年記念「’歩く’芸術活動のススメ。」開催しました。@solid&liquid MACHIDA

写真左から)鈴木健介、松田弘子、山内健司、右端)ササマユウコ
写真左から)鈴木健介、松田弘子、山内健司、右端)ササマユウコ

 21日には町田マルイ6階にあるブックカフェsolid&liquid MACHIDAにて路上観察学会分科会発足1年『歩く芸術活動のススメ。』を開催しました。コアメンバー(青年団:鈴木健介、松田弘子、山内健司、コネクト代表:ササマユウコ)それぞれの世界観が越境したり調和したりしながら、何より「まちあるき」を再発見しながら、思いがけず多くの皆さんに来て頂けて、会場と共に楽しいひと時となりました。

構成はそれぞれの活動報告に加え、バブルと震災、まちづくり、団地、劇場のソト、1986年に登場した路上観察学会と訳本が出版された『世界の調律 サウンドスケープとは何か』の時代性、またサウンド・ウォーク(耳)と路上観察(目玉)の「歩き方」の共通性など盛り沢山で迫ってみました。

自分の専門を持つ大人がテリトリーを越えて「コネクトする」ことは、キャリアや年齢を重ねるほどにエネルギーが必要になりますが、そこには新しい価値観や、何より「想定外の自分」を発見する面白さがあります。例えばコトバに懐疑的な音楽人の筆者が、音楽を使用しない平田オリザ氏の現代口語演劇を追求する「青年団」の皆さんとつながったことは想定外でしたし、この1年は「留学」とも言えるほどのインパクトや学びがありました。そして何よりメンバーの個性溢れる「目玉」や「耳」を知り世界がひろがった。逆に言えばそれは、自分の中心を再確認する作業でもあったと言えます。

吉田謙吉氏の貴重な資料を提供して頂いた塩澤珠枝さん、司会のBOWL富士見店長 松島輝枝さん、丸の内リーディングスタイル、お店のみなさん、ありがとうございました。写真は橋本知久さんから。記録はこれ一枚のみ(謝)イベント後も路上観察を怠らずにそれぞれの家路についたメンバーでありました。さて、これからどこ行く?
(ササマユウコ記)