第2回路上観察学会分科会/吉田謙吉氏ご長女宅訪問

モデルノロヂオの12文字が時計の文字盤のように装丁された美しい本。
モデルノロヂオの12文字が時計の文字盤のように装丁された美しい本。

第2回 2014年12月12日

 柳田國男の弟子だった今和次郎と共に関東大震災で焼野原のスケッチを始めた吉田謙吉。彼らの活動が「考現学(モデルノロヂオ)」と名付けられ、路上観察の源流となります。

 第2回の活動では、この路上観察の元祖・吉田謙吉氏ご長女(塩澤珠江さん)宅を訪れ、現存するスケッチ原画や舞台美術家の草分け的存在でもあった謙吉氏の仕事の足跡をたどる貴重な学習会となりました。
 100年の時を越え、日常の中の非日常がふたたび日常に戻る瞬間に、心踊るひとときでした。

 

(左写真)

『モデルノロヂオ~考現学』今和次郎 吉田謙吉(1930 春陽社)写真は復刻版(1986 学陽書房)